Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
東ドイツ人の作り話 2
西のマルク?それとも東のマルク?

多数の東ドイツ人が自らを二級市民であると感じている、その通りだ。
多数の西ドイツ人が東ドイツの重役の肘掛け椅子に座っている、その通りだ。
しかし、それが、多くの東ドイツのデモで示された怒りと憎しみを本当に
説明するというのか? カイデルは西ドイツの町だが、ここでも極右の
デモは行われている。

二級の市民、あるいは二級のドイツ人であるという感情は、ドイツ統一で
生じたものではない。東ドイツ人がその感情を統一の中に持ち込んだ
のだ。私の子供時代から、DDR という省略形は、「向こう側へ切り離され
てしまったわけではない」という哀れみのこもった "Der Dumme Rest"
(愚かな余り物)と揶揄されていた。(西の)親戚がDDR市民を訪問することが
許されても、DDR市民が西側の親戚を訪問することは許されなかった時、
西のメルセデスベンツが東のトラバントの隣に止まっていた時、
DDR市民は自信を失っていった。

西ドイツ人はブルガリアの黒海沿岸にあるネッカーマンホテルに泊まって
快適な休暇を過ごした。私たち東ドイツのキャンパーは、このホテルの
コーヒー一杯さえ、自分のお金で飲むことはできなかった。
「社会主義の兄弟国」だったのにである。誰かがドイツ語を
話そうものなら、当地の人たちは尋ねたものだ。

「ドイツ人?それともDDR ?」

このことは助力を惜しまない親切心というものに決定的に影響を及ぼした。
なぜなら、それは、西のマルク?それとも東のマルク?という意味だった
から。なぜこんなことになったのか? 4つの占領諸国はその功績によらず
配分されたが、人生の様々なチャンスを叶えるという点で
全く異なる結果をもたらした。

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多忙でブログの更新がままならない日々が続いております。
仕事が一段落いたしましたら更新いたします。

| Till*eulenspiegel | ドイツの人種差別主義 - Rassismus | 18:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
東ドイツ人の作り話 1
8月末、ケムニッツで起きた、極右の人々による難民移民の狩りという
出来事からバイエルンの州議会選挙を経て、まもなくヘッセンの
州議会選挙が行われる。

今のドイツを知るための一つの資料として、10月3日の統一記念日に
フランクフルターアルゲマイネ紙に掲載されたリヒャルト・シュレーダー氏
の『東ドイツ人の作り話』"Die Erfindung des Ostdeutschen" を
訳したいと思う。


https://fazarchiv.faz.net/document?id=FAZN__20180930_5814890#start

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最初はペギダ、そして今ケムニッツ。東は一体どうしたのか?
東ドイツ人は統一のプロセスで自尊心を傷つけられたから、その怒りから
AfD (ドイツのための選択肢)を選ぶのか? 寄稿論文でお届けする。

東の複数の州の選挙でのAfDの躍進、および、移民による刺殺事件後に
ケムニッツで発生したデモが、ドイツ全体を混乱に陥れている。
統一後28年を経て、再び次ぎの問いがなげかけられているのだ。

東はどうしたのか?

東から帰ってくる注目すべき答えは、こうである。

東ドイツ人は統一のプロセスの中で自尊心を傷つけられた、当時受けた
侮辱が今、激しい怒りとなっている。


ここで、侮辱論の論拠となっている二つの言説を検証してみなくては
ならない。一つは、世論調査によるものである。すなわち、世論調査に
よれば、自分が二級市民であると感じる東ドイツ人がますます増えている、
という事実。もう一つは、ライプツィヒ大学が2015年に中央ドイツ放送
(MDR)の委託で行った調査によるものである。それによると、
東の各州の政治、行政、司法および経済の中枢のポジションの3分の2を
西ドイツ人が占めているという。この西ドイツ側の、外部による
コントロールという事実が東ドイツ人たちを憤慨させた、というのである。



| Till*eulenspiegel | ドイツの人種差別主義 - Rassismus | 13:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
バイエルン州州議会選挙の結果
バイエルン州州都ミュンヘンで右傾化に反対するデモがあった後の、
10月14日の州議会選挙の結果が興味深い。

http://www.faz.net/aktuell/politik/inland/landtagswahl-bayern-warum-gruene-in-staedten-erfolgreich-sind-15841635.html

フランクフルターアルゲマイネによると、CSU(キリスト教民主同盟)の
牙城だったバイエルンで、CSU が前回の選挙から10,5%も減らすことに
なった。第二政党だったSPDも減らしており、第二政党になったのは
緑の党である。

上記の記事から、得票%を書き出してみる。


−10,5% CSU (キリスト教民主同盟) 47,7% → 37,2%

+ 8,9% Gruene (緑の党) 8,6% → 17,5%

+ 2,6% FW (自由な有権者バイエルン) 9,0% → 11,6%

+10,2% AfD (ドイツのための選択肢) 0 % → 10,2%

−10,9% SPD (社会民主党) 20,6% →  9,7%

+ 1,8% FDP (自由民主党) 3,3% → 5,1%

+ 1,1% Linke (左派党) 2,1% → 3,2%


0%だった「ドイツのための選択肢」が第4政党になった。上記の記事では
むしろ第2政党になった「緑の党」に注目して、バイエルン南西部の
小さな町Giesing の町がどのように変わり、人々の気持ちがどう
変化したのかを書いている。

この選挙結果を受けて、バイエルンのCSUからは、CSU党首で内務大臣の
ゼーホーファー氏の党首交替への要求が高まっている、という。
ゲオルク・マーセンを何があっても支持し続け、限りなく右へと
舵を切ったゼーホーファー氏を地元バイエルンの人々は許さなかった、
と言えるだろうが、AfDが第4政党になったということは、限りなく右へ
と向かう人々もそれ相応に増えたということである。

| Till*eulenspiegel | ドイツの人種差別主義 - Rassismus | 13:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
"Internationale Solidalitaet." 「国を超えた連帯を」
2018年10月3日東西ドイツ統一記念日(南ドイツ新聞)

https://www.sueddeutsche.de/muenchen/muenchen-grossdemo-jetzt-gilts-1.4154404?sc_src=email_315166

「答えが AfD (ドイツのための選択肢)ですって。だったとしたら、その質問が愚かな質問だってことでは?」 


ミュンヘンの路上で数千人が社会の右傾化に反対の声を挙げる。

"Bayern ist bunt." 「バイエルンは多様な州」 レインボーのように。

"Internationale Solidalitaet."「国を超えた連帯を。」

人々はそうも呼びかけている。少しずつ分かってきた。
統一を成し遂げるためには有効だったスローガン”Wir sind das Volk." ではもうだめだ。それは Identitaet. アイデンティティー。ナショナリズムへと傾きかねない。それを超えていかなかればならない。

この頃、中野晃一氏が講演で語っていた。
今必要なのは、ソリダリティー(連帯 )だと。

イデオロギーよりアイデンティティー。
しかし、それを超えていかなかればならない。

だから、"Wir sind mehr." これこそ、
"Internationale Solidaritaet" 「国を超えた連帯」でしょう。


| Till*eulenspiegel | ドイツの人種差別主義 - Rassismus | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

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