Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
8月30日のデモについて
フランクフルター・アルゲマイネ記事の概要

http://www.faz.net/aktuell/politik/ausland/asien/tausende-demonstrieren-in-japan-gegen-verfassungsreform-13776747.html

タイトルは、
政府計画中の安保法制に対する大規模反対行動

何万人という人々が反対のデモ活動、安部首相の辞任を求める

人殺めず土と共に生きる
Down with Abe, live together with Korean, Chinese people

この旗を大きく写した画像を掲載

「アベ政治を許さない」 「九条守る 平和日本」 「戦争させない」

「私達は戦争法案に反対するために。。。」

「君、人殺めたまふことなかれ」 「MAKE SENSE NOT WAR」

「9条壊すな!」「百姓一揆」などのプラカードが見える  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下、記事の概要。

東京とその他諸都市で、安部首相が推進する平和主義からの
転換への反対デモが行われた。
主催者側発表は、12万。警察発表3万。
この度の安保法制は、第二次世界大戦後、初めて、海外での
日本の軍隊の活動を可能とするもの。
衆院で可決の後、参院で審議中。安倍は、
9月末までの決議を希望。

第二次世界大戦後、アメリカによって押し付けられた憲法9条は、
自国以外での軍隊の活動を禁止。安倍は、日本あるいは、
国民がたとへ危機になくとも、同盟国を守るために、
アメリカのごとく自国外で戦うつもりだ。

安倍がその根拠としているのが、中国と北朝鮮の軍事的脅威。
アメリカは安倍の安保進路変更を歓迎。野党は、
ワシントンによって開始された遠隔地での紛争に
巻き込まれるのではないか、と恐れている。また、これらの
法制が憲法を破壊するものだと論じている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

通常、この種の記事は記者名が載るのだが、記者名はなし。

以前、Carsten Germis 記者が担当していて、安倍政権に
クレームを付けられ、本国へ帰られたことを思い出す。

あの当時のフランクフルター・アルゲマイネの記事に比べれば、
なんという、短く、事象連絡型記事。

それとも、文章で語れないので、写真で語ろうとしているのか。

日本国憲法について、あまりにもありきたりに、
あるいは、安倍政権の主張に沿って、

die von den Vereinigten Staaten nach dem Zweiten Weltkrieg
aufgezwungene Verfassung

第二次世界大戦後、アメリカによって aufgezwungene 「押し付けられた」
憲法

という表現をしているのが、気になった。第3者から見れば、
やはりそうなのだろうね。そして、日本の中にもそういう人がいる。
でも、私としては、今はもう、

人々が「守ってきた、育ててきた」憲法

という気がしてならない。だから、これだけ、多くの人々が
闘っているのだ。

もう一つ、この日のデモを報告するたくさんの動画を見た。
これまで、一度たりと行進できなかった、車道のど真ん中、
議事堂のまん前へ、SEALSを先頭に人々が行進し、警察もそれを
許さざるを得ず、けれど、それ以上、前へ出ることはせず、
SEALSの一人が、SIT IN を指示し、多くの人々がそれに従った時、
その数分の間、人々がコールし続けたのは、

あべは やめろ

この言葉だけだった。

ああ、人々の心底の思いは、これなのだ、と改めて、自分も含めて
そう思った。



| Till*eulenspiegel | 反戦-gegen den Krieg | 16:50 | - | - |
初心のうた
8月26日、同志社グリークラブのメンバーである一人の学生から、
三大学サマーコンサートが京都の同志社大学寒梅館であると聞いて
出かけた。

このグリークラブの実力についてはすでに知っていたが、改めて
素晴らしいと思ったのと、この日彼らが歌った『初心のうた』に
心動かされて、その詩を書き残しておこうと思う。


『初心のうた』はピアノ独奏による伴奏で、
全部で、「初心のうた」「自由さのため」「とむらいのあとは」
「でなおすうた」「泉のうた」という5曲からなっていた。
うち、3曲目の「とむらいのあとは」はアカペラだった。

作詞は木島 始、作曲は信長 貴富。

この日の指揮は、沖村 明彦、ピアノは松井萌。

男性合唱とピアノのための『初心のうた』(youtube には混声もある)

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「初心のうた」

どこを とおろうと
ほしを みあげ
ひとり ひとり つきとめよう
まちや くにの しくみを
ころしや つくり かりたてる
くにと ひとの しくみを

どこを とおろうと
ほしを みあげ
ひとつ ひとつ まきなおそう
まちや むらで はぐるまを
かくれた かぎを さがしあて
ゆめを うごかす はぐるまを

どこを とおろうと
ほしを みあげ
ひとり ひとり つきとめよう
わたしたちの みらいを
アジアの かがみに うつる
わたしたちの みらいを



「自由さのため」


酔いつぶれされるな
    空のめまいに
海のめまいに
    泳ぎきる訓練で

筋肉が燃え 
    こころ落ち着けば
肌の微風が
    芯までここちよい

独り飛び
    独り潜って
手ごわい敵である
    自己に耳傾けよう



「とむらいのあとは」

(たおれたひとの
 たましいが
 わたせなかったもの
 かぞえよう

 めあきめくらに
 そらのいろ
 きわどい あいずかわす
 みちあんない)

たおれたひとの
たましいが
うたえなかったもの
ゆめみよう

銃よりひとを
しびれさす
ひきがね ひけなくなる
歌のこと



「でなおすうた」

あるものは野戦の地から
わたしたちは帰還した

   古墳の秘密を
   解読する
   ノートへ

あるものは被曝の地から
わたしたちは帰還した

   毒で変質する
   細胞とらえる
   レンズへ

あるものは疎開の地から
わたしたちは帰還した

   下宿の畳へ
   古本の押し花へ
   若すぎる遺書へ

   決意の死から
   生きのびかたへ
   銃把から
   ペン軸へ
   冬から
   春へ

   長かった凍結地(ツンドラ)から
   芽生えふく風へ

   軍靴の駈歩から
   無理強いされた挙手の礼から

   尊敬の微笑みへ
   知識のよろこばしい収得へ
   そしてふたりの愛のむつまじさへ

わたしたちは帰還した はずだった


「泉のうた」

とおくまで 歩ける足が
  ひとり
 ひとり
    ひとり
ひとり 歩ける足が
ひろい 道を つくりだす
踊れる おどれる
ひろい道が あるといいな

ランランラン ランランラン

ひそかに つぼみは 考える
どちらに むかおうかと 考える
おおきな 太陽が 夢を きめる
ひそかに つぼみは 感じてる

ランランラン ランランラン

どこまでも 清水をもとめ
  ひとり
 ひとり
    ひとり
ひとり清水をもとめ
未来へ とおく はるばると
じぶんの じぶんの
泉を さがし 手にいれよう


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実際の歌を聞いて、力強く繰り返すリフレインで心に残ったのは、

「酔いつぶされるな」「無理強いされた挙手の礼から」

「とおくまで 歩ける足が 。。。
 おどれるひろい道が あるといいな」

というところ。もちろん、すべての詩句が輝いていた。


通りを、思い思いの言葉を語ってデモをする若者がいて、
合唱という形で、ときに合宿して、歌に思いを託する若者がいる。

息苦しいほど希望が少ない夏の空気を吸い込みながら、

神は近くにあって
 しかも捉えがたい。
 しかし、危険のあるところ、
 そこには、救いもまた育つ。

Nah ist
Und schwer zu fassen der Gott.
Wo aber Gefahr ist, wächst
Das Rettende auch.

ヘルダーリン『パトモス』を繰り返し思い出す。



| Till*eulenspiegel | 日本-Japan | 15:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
岸元首相の不潔感
youtubeでの保坂正康氏の講演

https://www.youtube.com/watch?v=154M1kNDvus

これを見ていくつかの新しい見方が得られた。

冒頭、保坂氏は自分も参加した60年安保のデモ(保坂氏の場合京都でのデモ)
に、なぜあれほど多くの学生が参加したか。その原因を、
保坂氏自身の言葉として、

「その原因は岸首相の不潔感にあった。」

と述べたこと。

ティム・ワイナー氏の『CIA秘録』には、戦後A級戦犯で巣鴨拘置所にいた
岸元首相がなぜ出所できたかについては、1941年太平洋戦争開戦時の
駐日大使だったジョゼフ・グルー氏がその後収容所に入れられた際、
当時商工大臣だった岸元首相がグルー氏を出所させた縁によると
いうことが書かれている。

ふ〜ん。変なの。えっ、元々知り合い?くらいの疑問しか持たずに
読んでいた。

ところが、保坂氏の話を聞いて、はっきりしてきた。

そもそも岸元首相が東條英機内閣の一人だということは知っていた。
また、敗色が濃くなってきたころ、東條英機首相の暗殺計画が
いくつかあったことも知っていた。
がそれは1つに結びついてはいなかった。

保坂氏は、その暗殺計画の1つの首謀者が自分であると自認したことが、
巣鴨拘置所出所の原因の1つとなったと、語っているのだ。

なるほど、そういうことか。戦局が怪しくなればどうなるか、それを
当初から考えての行動だったんだ。グルー氏との関係もその1つと
いうわけか。

先物買い? 先物取引?

国のため、人々のためにどうしたらいいか、などは考えない。
いかに自分に有利に状況判断をするか、それだけが岸元首相の行動原理で
あって、その不潔感を、60年安保当時、多くの学生たちが感じ取った
のだという。そして、そのような行動原理は、正に、

官僚の典型的な行動なのだという。

そのような政治家は、人々をランク付けすることにいささかの抵抗も
感じない。そのような政治状況では、ランクの上の人々の生命は
重んじられ、ランクの下に位置づけられた人々の生命は軽んじられる。

なぜベテランの航空兵ではなく、経験の浅い兵士が特攻隊となったのか。
前者は多額の資金をかけで育てた兵隊であって、ランクは上。一方、
後者は全くの資金がかかっていないランクの下の兵隊というわけだ。

なお軍隊というところは、すべてそのように考えられているようだ。
軍隊のいかがわしさ。戦争のいかがわしさ。それを肯定し、
自分に有利なように推進しようとする政治家のいかがわしさ。

当時、学生たちはそのような不潔な政治家が自分の国の首相である
恥ずかしさに耐えられなかったのだ、という。戦争を再び起こしかねない
軍事大国化を推進する不潔な政治に。

全く、状況が今と近いことに驚く。

保坂氏は、岸元首相が一体どんな政治家だったのか、人間だったのか、
今、首相である安倍晋三がどんな政治家で、人間なのか、を
知らなければならない、と語る。

1959年生れの私にわからなかった60年安保の重要なポイントを知った気がした。



| Till*eulenspiegel | 日本-Japan | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
2015年8月の核弾頭数
広島と長崎の原爆忌にあわせて、フランクフルター・アルゲマイネでも
数件の記事が掲載された。その中に、現在の核弾頭数を概算だが
載せていたので、記録しておこうと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ロシア      7500
  アメリカ     7260
  フランス      300
  中 国       260
  イギリス      215
  パキスタン     100〜120
  インド        90〜110
  イスラエル      80
  北朝鮮         6〜8

現在、核兵器を持っているのは以上の9カ国。核弾頭の総数は
約16,000に上る。国連は、これ以上他の国々が持つことを
協定によって阻止しようとしている。

http://www.faz.net/aktuell/wissen/70-jahre-hiroshima-die-bomben-der-apokalypse-13735684.html#

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雑誌『世界』8月号、本間龍氏の「甦る原発プロパガンダ」によると、
現在、日本には、核燃サイクルの破綻により、余剰プルトニウムが
すでに約45トン存在する。本間氏の文章を引用する。

「これは核爆弾5,000発以上を製造可能な量であり、
米ソのような核兵器大国にでもならない限り、絶対に消化できない
量だ。核兵器を持たない国でこれほどのプルトニウムを保有して
いるのは世界中でも日本だけであり、同盟国の米国さえも
その処理をどうするのか、何度も懸念を表明している。」


自民党の石破茂氏などの発言として、本間氏は次のように、
一部の政治家の隠れた本音についても述べている。

「原発に伴う核燃サイクルを維持することは、原爆を製造できる
プルトニウム保有を前提にしているため、エネルギー安全保障上
のみならず、軍事的安全保障上でも不可欠だという隠れた
本音を語る論者も現れた。....が、現状の日本の原発はミサイル攻撃や
テロに対して極めて脆弱であり、有事の際には弱点にしか
なりえないのだから、まったくナンセンスな話だ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上のリストに決して日本が載らないように、私たち一人一人が
決して諦めずに声を発してゆくしかない。

| Till*eulenspiegel | 反戦-gegen den Krieg | 14:10 | comments(0) | trackbacks(0) |

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