Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
Ein Notizbuch 1 から Nr.3

<共感の技法>についていろいろと思いめぐらす。
政治についてだけではなく、単に映画一つをとっても、自分が感動した映画を他の人々に伝えようとするとき、それが親でも、配偶者でも難しい。

<共感の技法>は、果たして在りうるのだろうか。

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2014年2月18日付けの投稿

フランスとドイツの和解1-1


以前友人から質問を受けた。
「戦後、ドイツは近隣諸国とうまくやっているのに、なぜ日本はうまくやれないのか。ドイツも、明確に謝罪したわけではないのではないか。」

それに対し、自分の答え。
「戦後、ブラント首相がワルシャワ・ゲットーの記念碑の前で正式に謝罪してるよ。」

改めて、ウィキでそのことを読むと、その行動の大きさに感動するが、友人の問に対し、自分の答えは、ドイツを学ぶ者として恥ずかしい。

そんな気持ちを抱えていたところ、NHKのニュース番組で、先月22日が独仏友好条約(エリゼ条約)締結50周年ということで、ドイツとフランスの若者たちが共に、それぞれの言語を自在に混ぜて、ラップに載せ、メッセージを発信していることを伝えていた。

司会者は、若者が活動の主役であることに意義があると述べていたが、それは、少し違っている。 政治家ではない大人たちが和解の行動を少しずつ起こしていたからこそ、それが若者たちに繋がったのだ。

それを証明する事実として以下のレポートを読んで欲しい。


エリゼ条約締結50周年ということで、日本と近隣諸国との問題を考えるヒントとして、毎日新聞の1月1日朝刊から7日まで、『 領土と主権 第一部 独仏和解の現場から 』 というタイトルで両国の戦後の和解の達成、未だ続く対立の克服について書かれていた。

友人への返答の代わりとして、日本に何が欠如していたか、今でも欠如しているか、考えるヒントになれば、とまとめることにする。

毎日新聞1月1日付朝刊  連載のタイトルは

フランス中部の村  ナチの虐殺に同胞協力


フランスとドイツの国境に位置するアルザス・ロレーヌ地方、その主権を巡ってフランスとドイツが争ってきたことは、歴史でも学んだ。
鉱物資源の産地だからだ。 以下、記事の抜粋。

オラドゥール(仏中部)宮川裕章記者、グランゼー(独東部)篠田航一記者

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今から69年前の1944年6月10日、ハインツ・バート中尉率いるナチス親衛隊120人がフランス中部オラドゥール村を襲撃。住民全人口に近い642人を虐殺。生存者は6人。

理由は、ドイツ側資料によると、村民が武器を隠しているとの誤情報。

廃墟はフランス政府がそのまま史料として残すことを決定。
現在もがれきがそのまま残っている。

そして、その部隊の中に、当時ドイツ領アルザス地方出身の「マルグレ・ヌ」(自らの意思に反して)と呼ばれるナチスに強制徴用されたフランス人が13人いたのだ。

1953年、13人は有罪判決の後、恩赦で釈放されたことで、禍根を残す。

和解の象徴としてアルザス、ストラスブール市から贈られた彫像が破壊されたり、他方、生存者の一人エブラス氏が自らの書物の中で、13人が強制徴用であることを疑うような表現をしたため、アルザス住民が訴訟を起こしたり。

そんな中、互の首長の相互訪問など、地域間の交流を続けてきた。

たとへば、1999年オラドゥール村にできた虐殺記念館を訪れる年間15万人以上の来館者のうちドイツ人は500〜1000人と少ない。
事件の風化を防ぐため、記念館では約5年前から、ドイツの中高生を招く事業を始めた。

フランスとドイツの和解1−2に続く


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フランス、ドイツによるアルザス・ロレーヌ争奪戦はすさまじい。

友人の話では、ストラスブールのクリスマス市は、まさにドイツのクリスマス市なのだという。そのような地方に生まれること自体、困難な状況にさらされることを意味する。
| Till*eulenspiegel | 世界−die Welt | 11:28 | comments(0) | trackbacks(0) |

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