Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
Ein Notizbuch 1 から Nr.1
以前 FC2 のブログに掲載していた投稿を、例えば、今の時点で読んだらどうだろう、とか、メルケル首相が今来日中だが、ドイツとフランスについて投稿したものはどうだっただろう、そんな思いでいくつかこちらのブログにメモしておく。

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2014年12月17日付けの投稿

0円ショップ Schenkladen


最新号の The Big Issue 日本版に紹介されていたのがタイトルの 0円ショップ - Schenkladen だ。

schenken は「贈る」の意味。laden は shop の意味。

今ドイツには、商品が無料のもはやショップではないショップ、Schenkladen という無料ショップ ( Umsonstladen ) が60軒以上あるという。umsonst は無料の意味。

家賃は、大家さんの好意で無料。週3日、午後3時間だけの開店で、スタッフは全員ボランティア。

不要になった物を持ち込めて、必要なものをいただく。
ただしこれは物々交換ではない。

キャリーバッグ、リュックサック、大きいバッグを持ってお店に来てはダメ。一人につき一日5品までいただいてOK。
このルールを守らなくてはならない。

たとへばということで紹介されているのが、ベルリンの旧東ドイツ地区フリードリヒスハイン地区の『システムエラー』という Schenkladen に置かれたパン。

ドイツ ( Deutschland ) はパンの国 ( Brotland ) と呼ばれるほど美味しいパンは、賞味期限が切れていないのに、一日で商品価値を失うため、捨てるしかなくなる。そこで、パン屋からもらってきてこの店においてある。

お店のスタッフに話を聞くと、お客はあまりお金を持っていない
人がほとんど。しかし、このお店の目的はチャリティーではない。
では一体目的は何かというと。

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「システムエラー」という名が示す通り、消費社会のシステムの欠陥に対するアイロニーを込めた、非常に政治的な活動として始まった。しかし、この活動にエコロジー的な意味を見出して参加する人もいれば、相互支援という社会的側面を支持する人もいるという。これら3つの要素が合わさった<政治プロジェクト>を標榜している。

  中略

運営はすべて寄付による。ゴッドファーザーと呼ばれる寄付者の数は現在114人。彼らによる寄付金総額は、一ヶ月平均 Euro 564 。 このほか店舗内に置かれた募金箱には月平均 Euro 58 が集まる。

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自分を振り返っても、昔、不要品をネットの「差し上げます」コーナーで譲っていたのに、今、ヤフオクで売ってという考え方に変わっている。生活が苦しいあまり、余裕を失い、飲み込まれているのを感じる。

夕方に撮った写真だろう。暖かく照らされた店内で仕事らしい仕事のないスタッフがコーヒーを沸かしたり、常連客と話し込んだり、という文章を読むと、入って見たい気持ちが沸き起こってくる。

ページをめくると、東京・世田谷区で月2回開催される0円のフリーマーケット「くるくるひろば」が紹介されていた。

「お金に依存しない小さなネットワーク」

ほっとすると同時に、何か行動を起こさなければ、と思う記事だ。

| Till*eulenspiegel | ドイツの文化 - die deutsche Kultur | 10:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

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