Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
ケムニッツで - 3
Sueddeutsche Zeitung 『南ドイツ新聞』デジタル版
14時26分発表の記事から。

https://www.sueddeutsche.de/politik/eil-zwei-haftbefehle-nach-tod-eines-mannes-in-chemnitz-beantragt-1.4106202?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何が起こったのか?

日曜の未明、ケムニッツの市民祭りで争いが起こり、死者1名とけが人は
2名。ナイフによる刺殺で犯行の時刻は3時15分ごろ。35歳の男は病院で死亡。
けが人は33歳と38歳の男でともに重傷。3人すべてドイツ市民。

逮捕された22歳と23歳の男の国籍について、警察は当初明らかにしようと
しなかった。彼らがこの事件に関わっているかどうかがはっきりして
いなかったためである。27日月曜、検察は二人の容疑者に対し2件の
逮捕状を請求したと発表した。23歳の男はシリア人、22歳の男はイラク人
である。彼らが、争いの後、ナイフで35歳のドイツ人を数回にわたって
刺した嫌疑は濃厚とみられている。凶器であるナイフは、Freien Presse
の情報によると、日曜に ブリュッケン通り(Brueckenstrasse)
の市民祭りの舞台上で発見された。

男たちの争いの前に(性的?)嫌がらせがあったという憶測に対しては、
警察は否定。2人目の犠牲者が出たというSNS上で広まっている噂も
ツイッターできっぱりと否定。


その後どうなったのか?

ザクセンAfD(ドイツのための選択肢)が26日日曜に、犠牲者を悼む
デモを呼びかけた。この呼びかけに答えて約100人が妨害行為はなく
集まってきた。SNS上で、ケムニッツの中心街に集まるよう、さらに
呼びかけが行われた。

ケムニッツの Freie Presse が伝えるところによれば、
状況がエスカレートしたのは、極右の、暴力もためらわないサッカーファンが
SNS上で、マルクス記念像に集まるよう呼びかけた後の、午後4時30分ころの
集会でのことだった。
市当局が暴動を恐れたことは明らかで、この状況から、中心街で
開催中の市民祭りの中断という結果になった。開催者側は
中断の理由として犠牲者を悼むためとしたが、明らかに
祭りの参加者をパニックに陥らせないためだった。そのころ
マルクス記念像には約800人が集まっていた。

激しい暴行があったし、警察との衝突もあった。ケムニッツの警察幹部が
語ったところによると、警察に向かって複数の瓶が投げられた。さらに
通行人が攻撃された。ある動画では、一人の男が二人の若い男たちに
対し、「Kanaken」 と罵り、「おまえたちは歓迎なんかされてないぞ」
と追いかけ、つかみかかろうとするのを見ることができる。
また別の動画では、かなり大きいグループが商店街を練り歩いて、
繰り返し"Wir sind das Volk" 「我々が人民だ」(東西統一時の合い言葉)
を叫んでいるのを見ることができる。


この暴動の首謀者はどのグループか?

最初の呼びかけを行ったのは、ザクセンAfDである。2番目の呼びかけは、
Freien Presse によると、極右のフーリガングループ "Kaotic Chemnitz"
である。連邦憲法擁護庁は、"Kaotic Chemnitz"を極右組織と分類している。


警察はどのように行動したか?

明らかなのは、警察はデモ参加者の数に驚いたということである。デモの
最初は、少数の動員のみだったが、ドレスデンとライプツィヒから応援の
動員があった。デモの参加者は、警察の命令に従わず、協力の姿勢も
見せなかった。夜になって、デモはゆっくりと解散していった。その後、
多数の届け出がなされた、特に傷害と脅迫。月曜に向かって、状況は
落ち着いていった。


政治はどのように反応したか?

連邦政府はケムニッツの事件を厳しく非難した。彼らがやったことは
"Hetzjagden"「追い立て猟」であり、"Selbstjustiz"「私的制裁」は
言語道断である、と政府のスポークスマンであるザイベルトは語った。
ケムニッツ市長バーバラ・ルートヴィヒ(SPD)は、「このような蛮行を
行う者は、この法治国家から出て行くように」と語った。

ザクセンのSPD代表マルティン・ドゥーリッヒは、私的制裁と風評操作を
非難。ザクセン州首相代行でもある彼は、ケムニッツ市民祭りで起こった
犯行に関しては「事件のすべての概要が、いかなる偏見も憶測もなく
解明されなくてはならない」と述べた。27日月曜の午後になってようやく、
州首相クレッチマーが「極右主義者たちがネットで世論を操作し、
暴力を呼びかけたことは、忌まわしいことである」、さらに
「警察と司法当局は、日曜のこの悲劇的な出来事の全容解明に全力で
当たっている」と、ツイ−トした。

| Till*eulenspiegel | ドイツの人種差別主義 - Rassismus | 09:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

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