Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
クーデターの完成に向けて
今朝、共謀罪法、政府の言う、テロ等準備罪法が可決成立した、という。
あちこちのブログを読むと、NHKは、本会議の様子をほとんど報じなかった、
ということだ。

20日後にはこの法律は施行されるということである。恐ろしい。

昨年だったか、緊急事態条項でお試し憲法改正が行われるのでは、と
憲法学者や、弁護士たちが、様々に発言し、市民の勉強会も行われた。
その時、升永弁護士が強調していたのが、緊急事態条項によって、
発言力ある人々が政府を批判したとの理由で抹殺され、その後成立した
全権委任法で、全体主義国家の体制を整えていった、ナチスドイツの
やり方だった。

発言力のある政治家、ジャーナリスト5000人ほども
粛清すれば十分だ。それによって、真実は、一切人々に知らされなくなる。

そういう趣旨のことを升永弁護士は語っていた。

今、緊急事態条項ではなく、共謀罪法によって、それが実現しようと
している、と感じる。平成の治安維持法、と共謀罪についてはこの間、
ずっと語られてきた。

私は、この間、三宮の東遊園地からフラワーロード、センター街を、
「監視社会を許すな!」と、2度デモに参加した。もちろん、たった
2度に過ぎない。

先週は、元町駅前で行われた、コッカイオンドクのデモにギャラリー
として参加した。一人でも多くの人に立ち止まって聞いて欲しい。
コッカイでは、こんなアホらしい答弁がまかり通っている現実を
知って欲しい。NHKを見ていたってだめなんです。心の中で
叫びながら。

20日後には、施行されるこの法律で、人々はどう行動するだろう。
密告を奨励する仕組みになっているという。これまた、旧東ドイツが
そうであったように。旧東ドイツがどれほどの監視・密告社会であったか、
最近の映画では『善き人のためのソナタ(原題 Das Leben der Anderen)』
『東ベルリンから来た女(原題 Barbara)』を見ると、
ある程度は解ると思う。

旧東ドイツのザクセン州では、約30年前まで存在した監視社会の実態が
すでに若者たちの間では忘れられていることを懸念して、ギムナジウム
での教育の一環として、俳優が シュタージ Stasi (国家保安省)職員役を
演じ、生徒たちが市民役となり、小さな罪を咎めて、長時間の尋問を行い、
密告を促し、密告すれば罪は咎めないよ、という甘い言葉にそそのかされる
実体験をするという授業を行っている、と以前、
フランクフルター・アルゲマイネで読んだことがある。

思い出す努力、忘れない努力をしなければ、人はすぐ忘れてしまう。
しかも、それを経験していない人々にも伝えていかなければ
ならないのだ。

5月3日、安倍総裁が、日本会議で流したメッセージが今日も流れた。

「憲法とは、国の理想を語るものです。」

まことしやかに。自分だけの理想で市民を縛ろうとする権力者。

しかし、これは嘘だ。憲法とは、権力者が守らなければならない
ルールブックなのだ。


クーデターがもう少しで、完成する。おそらく、憲法が改正されたら、
完成だ。
| Till*eulenspiegel | 憲法 - Verfassung | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) |

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