Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
情報を持たない民衆
『世界』8月号の特集は

「ジャーナリズムが生き延びるには」

である。日頃、洗脳されるのを避けるためマスコミには近づかないように
しているため、この8月号を買う必要があるかどうか、迷った。
結果的には、マスコミとジャーナリズムとは別のもので、ここで書かれて
いるのは、調査報道、Investigative Reporting と、非営利報道について
だった。

アメリカでかつて 60 minutes という報道番組のプロデューサーを
していたチャールズ・ルイス氏に国谷裕子氏がインタビューしたのだ。

この 60 minutes という番組に聞き覚えがあった。8月公開の映画、
『ニュースの真相』で主演のロバート・レッドフォード演じるのが、
60 minutes 供,箸いθ崛箸量哨献磧璽淵螢好箸世函⊃日前、
Big Issue で読んでいたからだ。

チャールズ・ルイス氏は実は、パナマ文書報道を行った「国際
調査報道ジャーナリスト連合」 ICIJ International Consorium of Investigative Journalists の創設者でもある。

前置きが長くなったが、あらゆることをここでメモしたいし、多くの
人にこの記事を読んで欲しいと思いながら、チャールズ・ルイス氏の
次の言葉をメモしておこうと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

国谷裕子氏

 もし有権者が正しい判断をするために適切な情報を持っていなかったら、
 どうなるでしょうか。

ルイス氏

 情報を持たない民衆は滅びます。戦争とジェノサイド、ナチス・ドイツ
 や過去の多くの文明の歴史を見たとき、―― これは自分の本で書こうと
 して出版社に削られたのですが ―― 市民が情報へのアクセスを持って
 いない場合、彼らは容易に欺かれる、ということにその問いはたどり着き
 ます。

 これは長い歴史的事実であり、何千年もさかのぼります。新しいアイデア
 ではありません。もし情報とメディアが制限されたなら、民衆は暗闇に
 いるのと同じです。何が起きているのかを知ることもできず、何が
 「真実」であるかを語れるのは政府だけです。

 私が注目しているのは、腐敗と民主主義の関係です。特定のパワフルな
 利権によって、候補者とそのキャンペーンが財政的に支えられています。
 あらゆる国で、私たちが選挙で選んでいるのは政治家だけではなく、
 同時に政治家の親友や利害関係者まで選んでいるのです。そして、
 彼らは当選後、利害関係者のために行動し、決定します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「情報を持たない民衆は滅びます」これを読んで戦慄を覚えずに
いられるだろうか。

71年前に、一度滅びたこの国の市民の一人として。
自分は経験こそしていないが、多くを語り継がれ、それを聞き、
物語の中で読み、映画の中で見てきた一人として。多くを知っている
と思っていたが、南京大虐殺について、従軍慰安婦についても
ほんのわずかな知識しかなく、今、ようやっと少しづつ学び始めて
いる一人として。

電車に乗れば、お年寄り以外はほとんどと言っていい人々がスマホを
操っている世の中で、人々が得ている情報のすべてが、コントロール
されている情報だとしたら。


| Till*eulenspiegel | 日本-Japan | 02:46 | comments(0) | trackbacks(0) |

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