Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
ドレスデン
数年前、小さな集まりで、ドレスデンについて報告したことがある。
マイセン磁器の世界と、第二次世界大戦時の連合軍による戦略爆撃と、
聖母教会の再建のドラマについて。

そこで知ることになったのが、カート・ヴォネガットの
『スローターハウス5』だった。スローターハウスとは、ドイツ語で
Schlachthof シュラフトホーフ 「屠殺場」を意味する。

小説の最後近く、おそらく作者の絵であろう、乳房とその谷間にペンダント
が描かれている。そのペンダントには、英語で次のように、書かれている。

God grant me the serenity to accept the things

I cannot change, courage to change the things I can,

and wisdom always to tell the difference.


神よ願わくばわたしに変えることのできない物事をうけいれる
  
落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、

その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ。


これはカート・ヴォネガットが行き着いた
乳房の谷間の真実なのだろうか。

アメリカ人捕虜として、自国も含めた連合軍の戦略絨毯爆撃を
経験した作者が、長い時を経てようやく発表したことは
知っていながら、なかなか読み終えることができなかった。

今、小鳥の「プーティーウイッ?」で終わるこの小説を読み終えてみて、
これは小説の中の小説だと感じている。

小説には意味があると、20年ぶりに感じている。

| Till*eulenspiegel | ドイツ-Deutschland | 07:19 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://aqf25001.blog.bai.ne.jp/trackback/219103
トラックバック
Calendar
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>

RECENT COMMENTS

CATEGORIES

ARCHIVES

LINKS

PROFILE

OTHERS

PageTop