Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
「抵抗権」を学ぶ 2
沈在宇氏の論文『抵抗権』(北大法学論集,44(6):441-468) から

序言

1991年に書かれたこの論文の背景には、当時、東欧圏で起こった
共産独裁主義の崩壊、1989年のベルリンの壁崩壊と、1990年の
東西ドイツ統一があった。この序言において、沈氏は冒頭に置かれた
中世後期の引用句が、20世紀末のこれらの出来事をあたかも
予言したもののようだ、と述べている。


「東欧で起きた一連の事態は、自由のために共産党一党独裁に
対する国民の抵抗権の発動にほかならない。」

「我々はこの偉大な革命を可能にした抵抗権の意義と機能を学問的に
考察する必要があろう。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここで、私は、1991年に、沈氏の本国である韓国では、どのような
ことが起こっていたのか、少しだけ調べてみた。

当時は盧泰愚大統領の時代。真っ先に検索できたのは、
韓流映画に興味のある人なら知っているであろう、韓国で未解決の
3大事件、即ち、『殺人の追憶』で描かれた、華城(ファソン)連続
殺人事件の最後の被害者が出た年であり、『カエル少年失踪殺人事件』で
描かれた、この名そのものの事件が起こった年であり、『あいつの声』で
描かれた、イ・ヒョンホ君誘拐事件が起こった年なのだった。

なお、金泳三大統領の文民政権が始まるのは1993年、金大中大統領の
国民の政府が始まるのは1998年である。弁護士から身を起こした
盧武鉉大統領の参与政府が始まるのは2003年である。


| Till*eulenspiegel | 憲法 - Verfassung | 14:21 | comments(0) | trackbacks(0) |

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