Ein Notizbuch 2

人々の言葉を記録し、引き継ぐためのブログ
 
国会-参議院予算委員会 3月18日 「核兵器の保有と使用」
この議論が気になって文字起こししてみたので、メモしておこうと思う。

白:白眞勲氏(民主党・維新・緑風会)   横:横畠内閣法制局長官

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白 「昨年8月5日、あなたは、憲法上、核兵器の保有は許されていると、おっしゃいましたが、そのとおりですか?」

横 「憲法上、核を保有してはならない、ということではない。」

白 「核の保有は、憲法違反ではないということは、核の使用も憲法違反ではないということですね。」

横 「もとより、核兵器は武器の一種でございます。核兵器に限らず、あらゆる武器の使用につきましては、国内法上、国際法上、の制約がございます。国内法では、憲法上の制約、わが国防衛の為の必要最小限度のものに留めるべきという、第3要件がかかっている。国際法では、国際人道法、いわゆる戦時国際法の遵守、様々な制約があり、これを遵守しなければならない。国内法では、自衛隊88条第2項もある。あらゆる武器の使用については、国内法、国際法の許す範囲内。」

白 「使用は憲法違反ではないのか?」

横 「核兵器というものにも様々なものがある。お尋ねの憲法上の制約について申し上げれば、わが国を防衛するための必要最小限度のものに限られるということですが、憲法上、すべての、あらゆる種類の核兵器がおよそ禁止されている、という風には考えていない。」

白 「大きい問題だと思いますね。政策論は別として、自衛の措置として、日本は憲法上、保有もできれば使用もできる、ということですね。Yes or No でお答え下さい。」

横 「いろいろ前提条件がございますので、いきなり保有も使用もできると言われても、はいそうです、とは申し上げにくいが、これまで述べた通り。」

白 「今回、海外での自衛の措置が容認された。自国が攻撃されていないにもかかわらず、他国で核を憲法上使用できるということになりますよね。」

横 「そうはならないと思います。今回の新3要件のもとでの法整備が行われたわけですが、いわゆる海外派兵は、わが国防衛のための必要最小限度を超えるということで許されない、という考え方は全く変わっていない。そういう意味で、海外で武力行使をできるようになったのだろう、と言われる方もおられますけれども、そのような前提ではございません。」

白 「新3要件のもとで、憲法上ですね、核が使用できるということになりませんか?」

横 「核兵器をはじめ、すべての武器の使用についての制約というのは、国内法、国際法ともにある。新3要件のもとで、何か武器使用基準の考え方が変わったのかというと、そこは変わっていない、ということでございます。」

白 「前と変わっていないんだったら、今回の安保法制で海外で自衛隊が活動できるんだから、海外における核の使用というのはできる、という論理展開にならないか?」

横 「そうはならないと思います。新3要件のもとで、海外で武力の行使ができるようになる、ということではございません。あくまでも、わが国が武力行使が可能となるのは、新3要件のもとにおきましても、わが国を防衛するための必要最小限度のものでございます。また、海外での武力行使というものは、わが国を防衛するための必要最小限度を超えるのだ、という風に解している。それはこれまでと変わらない、ということです。」

白 「議論を深めなければいけない。今日はここまで。」


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思う。白さんはあくまでも自衛隊と言い、横畠さんは決して自衛隊とは言わず、海外派兵、武力行使としか言わない。自衛隊は、兵ではないし、武力ではないよね。一体この議論は咬み合っているのか、ひょっとして、全く咬み合っていないのではないか。


| Till*eulenspiegel | 日本-Japan | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) |

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